スタッフが足りなくては滋賀の軽貨物の輸送は滞る
滋賀の軽貨物･浅居運送株式会社の口コミ情報
お客様に大切な荷物を届けるのは運送会社のスタッフです。しかし現在、その人員についての問題が運送業に訪れています。インターネットの普及で配達件数は増加しているのに、担当できるスタッフがいないのでは軽貨物の迅速な配送に影響が出てしまうだけでなく、場合によっては物流の流れ自体が止まってしまうかもしれません。現状や今後の予想、最近の就職活動などの視点から、滋賀でも起こりうるこれからの配送業における人員の問題をご紹介します。
現状の課題であり滋賀でも起こる軽貨物配送のスタッフ不足
お客様から荷物を預かり届け先まで安全に運ぶ運送業に、スタッフの存在は欠かせません。しかし大型輸送から中小型まで、輸送や配達を担う人員は足りていないと言われています。例えばトラックドライバーの場合、国土交通省の調査によると平成21年の時点だと0.5倍を下回っていた有効求人倍率は、30年には2.5倍を上回っていました。倍率の高さは人材を求める企業が多い事を表し、有効求人倍率が高いのはその職業の仕事量が多く活気があるとも言えますが、逆に人員が不足しているとも考えられます。
では、人手の足りない原因は何でしょうか。総務層の調査によると、道路貨物運送業の就業者の総数は、平成21年の時点で約185万人だったのが、平成31年では約196万人と若干の増加はあるものの大きな変化はありません。人出不足は人員の減少ではなく業務の増加が理由であると考えられます。
従事者の高齢化と滋賀で軽貨物に携わる若手が活躍できる理由
運送業の一部にある人手不足は現状の課題ですが、就業者の年齢も課題の一つです。総務省の調査を確認すると、道路貨物運送業において平成20年から31年まで全体に占める20・30代の割合は減少しており、50代以上の割合は増加しています。就業者が大きく減少していない事を考えると、若手スタッフの離職や新たな人員の少なさによって、全体の高齢層の割合が増えたという事です。
配達スタッフの高齢化は職業として見れば課題ですが、求職者の目線から見れば若い力は必要とされており、活躍できるチャンスに恵まれているという事でもあります。今就職や転職をお考えの皆様にとって、人材として自分が活躍できるかをポイントに職業を考えるのも手段の一つではないでしょうか。未経験でも先輩社員の指導の下着実に成長できる環境を整備し、皆様のキャリアの形成を全力でサポートいたします。
昨今の就職状況から滋賀をはじめ日本の軽貨物配送業を考える
配送に関わる人員の動向については、現在就職を控えている方々の意思や傾向なども考慮したいものです。大手就職情報会社の調査では、2022年卒業予定の学生が志望する上位15業界の一つに運輸業が含まれていました。どの業界を選ぶかの基準は様々ですが就職先の企業を選ぶ要因は、将来性や給与・待遇の良さ、職場の雰囲気、社会への貢献度などが多く挙げられていました。有効求人倍率が高まっている事や昨今の宅配のニーズの増加などを鑑みて、運送業を志望している方が増えていると考えられます。
しかし、将来性や社会貢献については調べた情報からおよそ把握できるものの、給与や待遇、職場の雰囲気などは働き始めるまで判断する事ができません。今後への期待を抱えて職業を決め、現場で理想と現実のギャップに苦しみ離職を決意する方は滋賀の軽貨物配送業に限らずどの職業でも少なくありません。
